クラミジアや淋菌感染症に続いて多い性病が性器ヘルペスです。女性STD感染者の13%を占めています。
治療を行っても完全なウイルスの排除が難しいのが性器ヘルペスの特徴です。疲れやストレスによる再発の可能性があり、一度感染すると長い付き合いになってしまうことがあります。
性器ヘルペスの感染の危険があるプレイ
NS(コンドームをしない本番行為)、生AF(アナルへの挿入)、フェラチオ、クンニ、69、キス
フェラチオでの口内感染や口内から性器への感染もみられるため、あらゆる性行為から感染します。
性器ヘルペスを予防する方法はコンドームの着用です。しかし、病変部などの接触によって感染するためコンドームの使用だけでは完全な予防はできません。
性器ヘルペスの症状
感染した部位に水泡のようなものができ、それが破れてただれたような状態になります。女性が初めて感染した場合は、排尿ができない位の強い痛みになると言われています。
性器に感染した場合は太もものリンパ節に腫れや痛みが見られます。また、発熱を伴うことがあります。
一年以内に約8割以上の再発すると言われており、過労やストレスなどが原因となります。再発の際には、膣周辺の違和感がみられたり、太もも周辺に神経痛のような痛みがみられることもあります。
口の周りにできるヘルペスとの違い
口唇や顔などに症状が出るのは、主に1型の口唇ヘルペスです。下半身に症状が出るのは主に2型の性器ヘルペスです。
性器ヘルペスの対処法について
発症までの期間は2〜10日間、治療期間は約2週間程度です。
2~3週間で自然治癒しますが、明らかに自覚症状がある場合は医療機関で早めに診断することをおすすめします。
医療機関で出された薬を5~10日間服用します。軽い症状では軟膏を塗布します。
重症例の場合には点滴治療も行われます。